2011年3月11日に発生した東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故(大量の放射能流出)を受け、私たちは脱原発の声を上げながら何も出来なかった無力さを痛感しました。原発を止めることができなかったことを自分達の責任でもあることと引き寄せ、政府が発した津波による大量の廃棄物(震災がれき)の広域処理要請を引き受けることを肯定していました。しかし、2012年4月大分県知事の要請を受け、津久見市長が広域処理引き受けに名乗りを上げた事により、廃棄物(震災がれき)の広域処理(焼却処分)について学び真剣に考えるきっかけになりました。
果たして、「安全ながれきを処理するから心配はない」「困っている人々に手を差し伸べることこそが人の道である」「絆を大切にしよう」というだけで本当に事を進めても大丈夫なのか?不確かな不安と疑問が徐々に大きくなりました。阪神淡路大震災のときのがれきと大きく違う点は放射能汚染の問題です。
私たちはまず、本当はどうなのかという疑問を持ちながら、グリーンコープ生協おおいたが主催する「震災がれき学習会」に参加し、講師である青木さんから国民には知らされていなかった情報を得ることができました。「放射能は拡散すべきではない」「広域処理は真の被災地支援にはならない」と理解した有志が集まり、自分達が今しなければいけない事、したい事を話し合いました。そしてまずは、より多くの津久見市民に「震災がれきの事」「広域処理の事」を知ってもらうことが大切である事を共通認識し、その実現に向け有志十数人で「津久見の海と山といのちを守る母の会」という名称の団体を立ち上げました。
名称を考える際にまず津久見の大切な財産である海と山はもちろんですが、突き詰めると様々な生命(いのち)が一番大事だという事を確認しました。人だけでなく、生命ある全ての生き物が含まれています。
そして、母ということばについて意見交換しました。有志の多数が女性であったことも要因のひとつですが、女性イコール母親というのではなく、生み出すもの、創り出すものとして母という言葉を使用しようと考えました。海のごとく深く、山のごとく大きく、人々をこの世に送り出し、次の世代へと育くみ、世代をつなぎ手渡していく母の存在はなくてはならぬものです。しかし、「母」ということばの意味を単なる女性と考えてほしくはないのです。男性でも女性でも次の世代へつないでいくために自分達にできることをみんなで考えていきたいと思います。
いろんな立場の人がいます。その立ち位置によって考え方も違って当たり前のことです。その事を認識したうえで、人の考えを否定したり自分の考えを押し付けるのではなく、情報を提供し、各自で獲得・判断していただくという方向性を目指しています。
しかし立場は違っても、考えの礎にあるのは「どのような事柄に対しても、いのちの側から考える」ということです。「いのち」そのものが尊いのです。そのいのちを守り、つないでいくための運動をしていきたいと考えます。そして更にいうなら、アメリカ先住民が物事を決定する時に「7代先の子孫にとって良いことかどうか」を判断基準にするように、子どもたちの未来にとってどうすることが最良なのかを決定の基にするのが、この会に参加するすべての人の共通理念です。
2012年3月 | 21日 | 津久見市議会「東日本大震災におけるがれきの受け入れに関する決議」を全会一致で可決。 |
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4月 | 17日 | 県が太平洋セメントに協力を要請することを発表した。 |
24日 | 県と津久見市が合意。(太平洋セメントは地域の同意と処理する従業員の安全確保を検討の前提とする) | |
26日 | 津久見市に、原発事故で福島から大分県内に避難している人や、県民らでつくる「大地と子どもの未来を考える会」が、津久見市長あての公開質問状を提出。太平洋セメントに訪れたが一切説明はしてもらえなかった。 「津久見の海と山といのちを守る母の会」を立ち上げる。 市議会議員に「震災ガレキ講演会」の招待状とDVDを市議14人に手渡しをする。 津久見市の全新聞に講演会の折り込みチラシを入れる。 |
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5月 | 14-15日 | 藤田祐幸さんの震災ガレキ講演会 |
15日 | 県が「災害廃棄物受け入れ検討についての地元説明会」をすることを発表する。 | |
16-18日 | 津久見市の4地区で議会報告会が行われる。 「市議会ではガレキ受け入れを推進しているわけではない。なにかできることはないかという議決であった。」と弁明した。 講演会の報告チラシを作成し津久見市全紙に入れる。 |
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21日 | 環境省よりがれきの量が当初の推計より約4割減と発表 理由は、家を修復して住む人が多かったこと、相当量のガレキが海に流れたから。 |
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23日 | 区長31人に会からの説明会にむけてのお願いをする。 | |
27日 | 「災害廃棄物受け入れ検討についての地元説明会」津久見市民会館大ホール 風評被害・市の進め方に対する不満・放射性物質への不安・クリアランスレベルで安全を言うばかりで信用できない。 |
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29日 | 試験焼却を津久見市長が表明した。 市長は「私に反対を伝える人はほとんどおらず、市民の反対は一部。地元区は反対しているが、市全体で考える」と発言する。 |
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6月 | 1日 | 市議会に請願を提出。市長に要望書を提出。 請願項目は、1.市民に対して十分な説明責任を果たすこと。2.震災ガレキに関する情報公開の徹底をはかること。3.風評被害対策と責任の所在を明確にすること。 |
4日 | 試験焼却を白紙撤回する。市民への説明不足を認める。 | |
10日 | 区長・市議会議員に講演会の案内を手渡しする。 | |
11日 | 「池田こみちさん講演会」のチラシを津久見市全紙に入れる。 | |
13日 | 農業委員会が反対表明 | |
14日 | 県漁協津久見支店が反対表明 | |
14日 | 「講演会 今考えよう、こどもたちの未来のために!」教職員組合主催 | |
15日 | 「講演会 すべてのことがらをいのちの方から考えよう」母の会主催 講師 池田こみち(環境総合研究所) |
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18-28日 | 津久見市議会に傍聴に行く。 | |
23日 | 現地視察についての質問書を提出。 | |
28日 | 「津久見の海と山といのちを守る母の会」の誓願書が採択される。 | |
29-30日 | 津久見市長他8人、気仙沼・石巻のがれきを視察 | |
7月 | 10日 | 市民セミナー日程・池田こみちさんの講演会の要旨・ガレキの情報のチラシを 津久見市全紙に入れる |
17日 | 11時19時 第1回・第2回市民セミナー「福島で体験しこと」 | |
23日 | 堅浦・長目説明会 住民説明会用質問集を作り会場前で配る。 | |
24日 | 徳浦説明会 | |
25日 | 第3・4回市民セミナー DVD上映会「内部被ばくを生き抜く」 宮城県からガレキ受け入れ必要ないと連絡を受ける 19時からの警固屋説明会が中止になる。 |
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31日 | 第5回市民セミナー「チェルノブイリ原発事故から26年」 市民セミナー 6・7・8回は中止 |
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8月 | 7日 | 反省会35人参加 |
市民モニター会議は、市内4地区から選ばれる地域推薦モニター(計12人)と公募モニター(3人)で構成。
メンバーは、石巻市でがれきの破砕作業や放射線量の測定を視察したり受け入れたがれきの処理状況を確認する。
8月7日 国から「東日本大震災に係る災害廃棄物の処理工程表」が示されました。
県内二次処理プラント間の連携
石巻ブロックで発生する可燃物については,仙台市の仮設焼却炉において約10万トンの処理をお願いすることとなりました。
また,さらに28万トンの県内処理を見込んでおり,受入に向け亘理町等との協議を開始しております。79頁
※北九州市が受け入れ対象の石巻ブロックの可燃物は28万トン。受け入れる可燃物はない。
※北九州市が受け入れるを予定している石巻ブロックには、100Bq/kg 以下の可燃物はない。
名前は消しています。
放射性物質については、封じ込め、拡散させないことが原則であり、その観点から、東日本大震災前は、IAEAの国際的な基準に基づき、放射性セシウム濃 度が1kgあたり100ベクレルを超える場合は、特別な管理下に置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めてきました。(クリアランス制度)
※津久見市が受け入れるを予定している石巻ブロックには、100Bq/kg
以下の可燃物はない。
月 | 日 | 曜 | 開始時間 | 対象地区等 | 開催場所 | 議会出席班 | |
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7 | 23 | 月 | 午後7時 | 堅浦・長目 | 堅徳小学校 体育館 | 津久見市堅浦3?1 | 1 |
24 | 火 | 午後7時 | 徳浦 | 戸高育英会 育英会館 | 徳浦本町3 | 2 | |
25 | 水 | 午後7時 | 警固屋 | 警固屋区民会館(2階) | 港町9-5 | 3 | |
26 | 木 | 午後7時 | 畑 | 岩屋口公民館 | 上青江5721-1 | 4 | |
27 | 金 | 午後1時30分 | 報告会 | 委員会室 | |||
30 | 月 | 午後2時 | <漁業関係者対象> | 津久見市民会館 | 大字津久見浦3825番地の100 | 1.2.3 | |
30 | 月 | 午後7時 | 川内 | 川内会館 | 上青江6387 | 4.5 | |
31 | 火 | 午後7時 | 青江 | 青江区公民館 | 津久見市大字上青江3085-1 | 6.7 | |
8 | 1 | 水 | 午後7時 | 干怒 | 広浦地区集会所 | 津久見市大字千怒210番地の6 | 5 |
2 | 木 | 午後7時 | 川上 | 小園会館 | 小園町6-10 | 1.2 | |
3 | 金 | 午後7時 | <農業関係者対象> | 市民ふれあい交流センター | マルショク横 | 3.4.5 | |
6 | 月 | 午後7時 | 入船 | 入船公民館 | 入船西町2-5 | 6.7 | |
8 | 水 | 午後1時30分 | 報告会 | 委員会室 | |||
17 | 金 | 午後7時 | 日見 | 日見公民館 | 日見1145-97 | 6 | |
20 | 月 | 午後7時 | 彦ノ内・中田・西ノ内・八戸 | 津久見小学校体育館 | 立花町1-7 | 7 | |
21 | 火 | 午後2時15分 | 保戸島1~3 | 保戸島地区集会所 | 津久見市大字保戸島1132番地 | 1 | |
21 | 火 | 午後7時 | 宮本・岩屋 | 宮本中央公民館 | 津久見市中央町12?12 | 2 | |
23 | 木 | 午後1時 | 無垢島 | 無垢島地区集会所 | 津久見市大字長目2648-17 | 3 | |
23 | 木 | 午後7時 | 福良 | 福良公民館 | 津久見市大字網代475-9 | 4 | |
24 | 金 | 午後7時 | 網代・江ノ浦・赤崎 | 真珠作業所(網代) | 5 | ||
27 | 月 | 午後7時 | 四浦1及び四浦2 | 津久見市漁村センター | 大字四浦字鳩浦2218-10 | 6 | |
28 | 火 | 午後7時 | 四浦3~6 | 落ノ浦地区集会所 | 津久見市大字四浦3727番地の2 | 7 | |
29 | 水 | 午前10時 | 報告会 | 委員会室 |
※説明会は、2時間程度。
大分合同新聞 2012/7/18
なぜ北九州市という遠くまで高額の輸送費を懸けて処理するのか。
4割もガレキの推定量 が減量・見直された時点で、少なくとも『超広域処理』はきっぱり見直すべきでした。
その一方で、北九州市と同じ程度の「遠距離自治体からの受託回答」は、宮城県が“正式に?”お断りしているのが事実です。
モーニングバード・そもそも総研より
石巻の可燃物広域処理分は28万トンです。133万トンは何の数字なのか?石巻では8月から一日1500トン燃やします。
泉田知事は「原発内の方が一般の環境よりクリーンになる現在の基準をまず是正すべきだ」と述べた。
石巻市の可燃がれき受け入れを決めた北九州市で、福島第1原発事故に伴う放射能汚染を懸念する一部住民が反発。
運搬コストの問題も浮上し、村井嘉浩知事は6月定例会で、近隣自治体への要請を優先させる考えを示していた。
宮城県石巻市潮見町4-3
ここでは震災廃棄物は使っていませんでした。
年間約12万トンの瓦礫を燃料として活用 2011年8月22日 株式会社日本製紙グループ本社
災害廃棄物を6月から10トン、7月から増やす
可燃物のみの受入れとする。石巻市の一次仮置場のうち、事前の放射能濃度測定結果が100Bq/kg
以下の
箇所の災害廃棄物で、
二次仮置場(中間処理基地)において、破砕、
選別(ふるい)したものを対象とする。
『被災地の復興のための災害廃棄物受入れ検討』19ページ
※石巻には受け入れる100Bq/kg
以下の可燃物(木質・紙類・繊維類・プラスチック・わら(畳)の五組加重平均)はない。
災害廃棄物放射能濃度測定調査業務 報告書 平成24 年1 月 宮城県 エヌエス環境株式会社
災害廃棄物の広域処理推進について 環境省
岩手県・宮城県の災害廃棄物(可燃物)の放射能濃度 金沢市
宮城県 震災廃棄物対策課
石巻駅
石巻北部バイパス 石巻商業高校
石巻市南境大埣 石巻商業高校
石巻警察署(宮城県石巻市山下町)
石巻市門脇町5丁目(国道240号線)から東に石巻市立門脇小学校(石巻市門脇町)まで
上と同じ場所を2011年3月27日撮影
石巻市立門脇小学校(石巻市門脇町)から石巻市立病院(石巻市南浜町)
石巻市門脇町2丁目(東北アワクメ)
石巻市立女子商業高等学校 女川街道(国道398)
石巻市立病院看護師宿舎まで南下(県道240号)
石巻市立病院看護師宿舎から西に市営南浜町住宅1号棟まで
石巻市立病院看護師宿舎から海沿いを西に
雲雀野公園(石巻市雲雀野町)
東日本大震災で発生したがれきの受け入れを検討していた群馬県大泉町など3つの町は、細野環境大臣 が26日に岩手県内のがれきの広域処理に一定のめどがついたという認識を示したことを受けて、受け入れに反対の住民を説得する力がなくなったとして、受け 入れの検討を中止することに決めました。
これは28日に、ごみ処理組合を作る大泉町と邑楽町、それに千代田町の町長が合同で記者会見して明らかにしました。
それによりますと、細野環境大臣が26日の会見で、岩手県の可燃性のがれきについて広域処理に一定のめどがついたという認識を示したことから、受け入れに反対している住民に対し説得する力がなくなったとしています。
このため、これまで続けてきたがれきの受け入れについての検討を中止するとしています。
会見の中で、組合の管理者を務める大泉町の斉藤直身町長は、「発言で説得のハードルがさらに高くなった。めどがついたのであれば、あえて無理をしてまで受け入れる正当性が失われてしまった」と話しています。
環境省によりますと、がれきの広域処理に必要な群馬県の受け入れ量はまだ正式に決まっていないということですが、組合では、例え今後、不足が出た場合でも受け入れを再び検討することはないとしています。
震災がれき:処理先候補 いなべの工場は見送り…三重県 毎日新聞 2012年06月28日 01時57分(最終更新 06月28日 02時25分)
東日本大震災で発生したがれきの広域処理問題で、三重県は、候補として検討してきた太平洋セメント藤原工場(同県いなべ市)での処理見送りを決めた。
岩手、宮城県が他県などに処理を求める可燃がれき量は、今年5月に国が行った見直しで、当初の255万トンから105万トンに下方修正。
三重県は、藤原工場で処理する必要性が小さくなり、いなべ市の理解が得られにくくなったためとしている。
同社は岩手県大船渡市の大船渡工場で、がれきをセメント生産に利用している。藤原工場には脱塩設備がなく、津波で発生したがれきの受け入れは困難なため、大船渡工場で脱塩した後のがれき受け入れが可能かを検討していた。【田中功一】
岩手のがれき 広域処理にめど 6月26日 16時35分 NHK NEWSWEB
東日本大震災で発生したがれきの処理を巡って、細野環境大臣は記者会見で、岩手県内のがれきのうち 可燃性のものについては、すでに6つの都県で受け入れが始まっているほか、今月に入って5つの自治体が新たに正式な受け入れを表明したことなどから、広域処理に一定のめどがついたという認識を示しました。
環境省は、震災によって岩手県内で発生した525万トンのがれきのうち、およそ120万トンについて、ほかの自治体で受け入れてもらう広域処理を進める方針です。
このうち、木くずやプラスチックなどの可燃性のがれきは、およそ30万トンが広域処理の対象ですが、環境省によりますと、すでに東京や群馬など6つの都県で受け入れが始まっているほか、今月に入って大阪市や秋田市など5つの自治体が新たに正式な受け入れを表明しました。
こうした状況について細野環境大臣は、会見で「当初は可燃性のがれきをどう処理するかが大きな課題だったので、岩手県についてはそのヤマを超えつつある」と述べ、岩手県内の可燃性のがれきの広域処理には一定のめどがついたという認識を示しました。
一方で、被災地では不燃性のがれきの処理が滞っていて、環境省は可能なかぎり分別を進め、復興のための公共工事に再利用するよう、被災地の各県に求めています。
がれき処理 近い自治体に要請 - NHK宮城県のニュース
震災で出たがれきを広域処理する際に、多額の輸送費がかかることが懸念されている問題で、村井知事は、25日の県議会で「費用対効果を考えなければならない」と述べ、今後は比較的近い自治体に広域処理の協力を求める考えを示しました。
がれきの広域処理では、受け入れ先の自治体へのがれきの輸送費用は原則、国が負担することになっていますが、25日開かれた県議会本会議の一般質問では、多額の輸送費がかかることが懸念されている問題について、議員が県の考えを質しました。
これに対し、村井知事は「当然、費用対効果を考えなければならない。できるだけ近いところで検討したい」と述べ、今後は、比較的、宮城県から近い自治体に広域処理の協力を求める考えを示しました。また、震災からの復興に向けた国のこれまでの対応について、村井知事は「復興関連予算の成立が震災の発生から8か月後になるなど、残念ながらスピード感は感じられなかった。これはわが国の中央集権の行政システムに原因がある」と述べました。
その上で、村井知事は、財源と権限を地方に委譲して、災害時には地方が迅速に対応できるようにする「地方主権型の道州制」の実現に向けて、全国の知事などと協力して取り組む考えを強調しました。
06月25日 18時49分
東日本大震災で発生したがれきを防潮堤整備に活用する「いのちを守る森の防潮 堤」構想をめぐり、宮城県議会と県の温度差が目立ってきた。議員連盟を結成し、全会一致で推進する議会に対し、県は法規制などを理由に慎重姿勢を崩さな い。構想が動きだせば、がれき処理の工程や広域処理の行方にも影響を及ぼすだけに、15日開会の6月定例会では論戦の焦点に浮上しそうだ。
「時間的にも法的にも制約があり、(実現は)物理的に不可能だ」
村井嘉浩知事は11日、同構想の実現に厳しい認識を示した。発言の相手は、がれきの受け入れ検討のため県庁を訪れた北橋健治北九州市長。「魅力的な構想だが、議論はどの程度進んでいるのか」という問いに答えた。
村井知事は廃棄物処理法で木質がれきの埋め立てが禁じられていることや、構想実現には法改正が必要で2013年度末の処理期限に間に合わなくなる点を指摘した。
村井知事はこの日の定例記者会見でも「県の独断で進められない。国と話し合いを進めなければならない」と慎重な言い回しに終始した。
知事と市長の会談の約1時間後、議連は県議会棟で、構想に賛同する県選出国会議員との意見交換会を開いた。会合では県側の対応をいぶかる意見が続出。「そもそも、なぜ県は広域処理にこだわるのか」など県方針への異論が相次いだ。
議連の相沢光哉会長(自民党・県民会議)は「がれき量の精査の結果、がれきは県内でも十分処理できる量になった。国に広域処理を依頼した手前、後に引けないのだろう」と推し量った。
議連も引くに引けない状況にある。5月下旬には岩沼市で実証実験に着手。当日は1000人のボランティアが参加し、苗6000本を植えた。
この日の会合では「構想を進めるよう県に求める」とし、6月定例会で県の対応をただしていく姿勢をあらためて打ち出した。
2012年06月12日火曜日 河北新報
災害廃棄物広域処理量の推計(新潟県ホームページ)
ごみの中の環境大臣に対し、東日本大震災により生じた災害廃棄物の放射能対策及び広域処理の必要性に関する再質問を行います。(新潟県ホームページ)
2012年6月15日 市民ふれあい交流センター
2012年6月14日 津久見市民会館大ホール
太平洋セメント大分工場は処理の前提条件に「地域住民の理解」を挙げている。
資料1 ガレキを活かす PDF
資料2 ドイツ放射線防護協会: がれき受け入れに警鐘 PDF
資料3 震災瓦礫広域処理に関する請願 PDF
災害廃棄物受入検討に関する地元説明会 日明工場
小倉北区 平成24年6月8日(金曜日) 13:00~14:00 男女共同参画センター(ムーブ)大セミナールーム(5F)(定員:165名)
このチラシ(南三陸町立戸倉小学校)は5月27日、県の説明会で配られたもの(環境省作成)ですが、
南三陸町役場に電話で確認したところ
南三陸町の瓦礫は100パーセント県内で処理されるそうです。
戸倉小学校は高台へ移転となり、この校舎はとりこわされるとのことです。
(質疑をすべて再生) 2012年5月27日 津久見市民会館
質疑 1 広域処理の量 防潮堤 京都五山送り火 絆
質疑 2 保障責任
質疑 3 100ベクレル/kgのガレキ
質疑 4 島田市 風評被害 公害の歴史 第五福竜丸
2012/5/22静岡県政記者クラブが島田市伊太小学校730bq / kg、,大津小学校1970bq/kgの汚染を発表。
(島田市は試験焼却前は10bq/kg程度の地域です)
質疑 5 農業・漁業・セメント
質疑 6 排水調査
質疑 7 入船区
質疑 8 空間線量
質疑 9 ※質問がテープ交換のため切れています
質疑10 市議会
質疑11 放射能の影響 説明会
質疑12 焼却試験
質疑13 国は信用できない
質疑14 受け入れに関する決議
質疑15 燃やすこと
質疑16 大きな反対
「災害廃棄物受け入れ検討についての地元説明会」 2012年5月17日の回覧板
甲斐倫明(カイ ミチアキ)教授
動画 低線量被ばく
PDF 低線量被ばくの健康リスクとその対応
NEWS 「放射能より飲酒や喫煙のほうが遺伝に影響大きい」と専門家
藤田祐幸 2012年5月15日 津久見市民ふれあい交流センター
1.震災ガレキ講演会
2.震災ガレキ講演会
3.震災ガレキ講演会 質疑
藤田祐幸 2012年5月14日 津久見市民会館1F第2会議室